佐渡植物日記~2

2013年4月7日

ユキワリソウ(ミスミソウHepatica nobilis

 

佐渡では一般に「雪割草」の名前で栽培が盛ん。

おしべやめしべが容易に花びら化し、さらに花弁の色や模様、

葉やガクの変異も加わり、無限に新たな品種を生み出せる、魅力の尽きない花。

佐渡には赤・赤紫・白ピンクなど様々な色の個体が自然界に出ることで有名で、

その中からたくさんの園芸品種が産出されてきた。

山野草の中では丈夫でつくりやすく、交配によってタネで色々な種類がつくり出せる。

佐渡の場合、海抜20mの海岸端の斜面から、1000mの山の上まで分布している。

春にむけて気温が上昇していく頃、一斉に咲き始め、

低地では3月25日頃から、遅くまで雪の残る金北山の上などでは5月中旬頃までみられる。

雪解けとともに現れ、さまざまな色をして野山を鮮やかに彩る姿は、

雪割草の名にふさわしい。

 

yukiwarisou

 

 

 

yukiwarisou2

最も一般的な型

yukiwarisou3

おしべが変異

yukiwarisou4

おしべが花弁化

yukiarisou5

めしべも花弁化

yukiwarisou6

全体的に花弁化

記事カテゴリー:佐渡ガイド

↑このページのトップヘ

営業時間
10:00~16:00 (毎週月曜日定休)
所在地
〒952-0502
新潟県佐渡市羽茂大崎2184

→googleマップで見る


葛原 正巳

くずはら まさみ

土人形作り(古食庵)、農業、学校等講師、心の話。趣味は村おこし、物作り(玩具から家まで)、花作り。

今井 美乃里

いまい みのり

2009年佐渡に移住。無農薬での米作りに取り組んでいる。趣味は鳥の羽・石拾い、潜水、文弥人形芝居。